「春も日焼け対策をしないといけないのかな」
「春のUV対策って何をすればいいの」と疑問に感じていませんか。
年間を通して紫外線量を見ると4月からグッと数値が上がっており、日焼け対策は必須です。
本記事では春の紫外線量や日焼け対策のポイントについて詳しく解説します。新しい生活環境がスタートする春にこそ日焼け対策をおこなって美肌をキープしましょう。
春も日焼けするって本当?
夏に日焼け止めを塗って紫外線対策をする方も「春の紫外線はそんなに強くないから」という理由で、日焼け対策をしていない方がいるのではないでしょうか。春は太陽の光度が高くなり、紫外線が強くなる時期です。真夏ほどの強さではないものの、紫外線が増えるため日焼け対策が欠かせません。
また、冬の乾燥によって、肌のバリア機能は低下している状態です。そのため、春先は紫外線のダメージを大きく受けてしまいます。
春の紫外線量は4月から一気に増える
気象庁が発表しているUVインデックスのデータを確認すると、4月から紫外線の量が増えています。
以下は、2023年につくばで観測された月ごとのUVインデックスの平均です。
3月から4月にかけて、紫外線量は1.5倍以上です。真夏の8月と比べると少ないものの、春から急激に増える紫外線に備えましょう。
春の日焼け対策のポイント
春は夏の紫外線の特徴と異なるため、春ならではの日焼け対策が必要です。春の日焼け対策のポイントは、主に3つあります。
●日焼け止めはPA値に注意する
●日焼け止めをしっかり塗る
●室内や曇り・雨の日でもUV対策をする
順番に確認し、美肌をキープするためのポイントを知っておきましょう。
日焼け止めはPA値に注意する
春に使う日焼け止めは、PA値に注目して選びましょう。PA値とは、UV-Aを防御する効果です。一方、SPF値はUV-Bを防御する効果を指します。PA値に注目すると、効果的に日焼け対策ができます。
ただし、PA値が高ければ高いほどよいわけではありません。高いと肌への負担がかかるため、シーンに合わせて日焼け止めを使い分けましょう。
PA値 | 最適な使用シーン |
---|---|
PA+ | 通勤・散歩・洗濯物干し・買い物 |
PA++ | ピクニック・外でのスポーツ観戦・日差しの強い日の外出 |
予定に合わせて日焼け止めを選びましょう。
日焼け止めをしっかり塗る
日焼け止めの効果を実感するためには、塗り忘れがないように顔・首などに丁寧に塗りましょう。特に、鼻の頭や耳の後ろ、うなじは塗り忘れの多い箇所です。
また、こまめな塗り直しも徹底しましょう。何かでこすったり汗をかいたりすると、日焼け止めが落ちてしまいます。朝から夕方まで長時間出掛ける際は、2〜3時間に一度は塗り直しするよう心がけてください。
室内や曇り・雨の日でもUV対策をする
室内や曇り・雨の日など、紫外線量が少ないと感じる日であってもUV対策をしなければ日焼けしてしまいます。
晴れの日の屋外では日焼け止めを塗ったり、帽子を被ったりしてUV対策を意識していても、室内や曇り・雨の日だと対策を怠りがちです。しかし、紫外線は、窓をすり抜けて室内に入ってくるため、曇り・雨の日でも紫外線を避けられません。
室内でできる日焼け対策方法
春のうっかり日焼けに多いのが、室内での日焼けです。室内でできる日焼け対策方法は、主に3つあります。
●UVカットフィルムを窓に貼る
●UVカット効果のあるカーテンを設置する
●UVカットガラスの窓にリフォームする
順番に確認し、あなたに合う方法で対策を進めましょう。
UVカットフィルムを窓に貼る
まず、UVカットフィルムを窓に貼る方法があります。窓に直接フィルムを貼るため、カーテンを開けていても紫外線をカットできます。大きな工事も必要ないため、気軽な対策方法として検討しましょう。
UVカット効果のあるカーテンを設置する
普段使っているカーテンをUVカット効果のあるカーテンに変えるだけで、気軽に日焼け対策ができます。さまざまなデザインのUVカットカーテンが販売されているため、部屋の雰囲気を壊さずに対策ができます。
ただし、カーテンを開けると窓から紫外線が入ってくるため、日中もカーテンを閉めておかなければなりません。また、すべての光を遮ってしまう遮光カーテンではなく、UVカット機能付きのレースカーテンがおすすめです。
UVカットガラスの窓にリフォームする
窓ガラスをUVカット効果のあるガラスにリフォームする方法もあります。明るさを取り込みながらも紫外線のみをカットできるガラスがあるため、窓を開けない限り紫外線を防げます。
ただし、窓のリフォームをすると大掛かりな工事となる点に注意しましょう。UVカットガラスの費用目安は、約1万7,000円~/㎡です。樹脂サッシとガラスを交換すると15〜30万円程度かかります。
新生活がスタートする春のスキンケアで気をつけたいこと
新生活がスタートする春は、職場や学校での環境が変わる季節です。その分、お肌にストレスを感じる機会が多いため、気をつけたいポイントがあります。
春のスキンケアで気をつけたいポイントは、下記の3つです。
●保湿を怠らない
●生活リズムを整える
●寒暖差に備える
順番に確認し、お肌を守りましょう。
保湿を怠らない
冬から引き続き、保湿を怠らないようにしましょう。春の空気はまだまだ乾燥しており、肌も乾燥しやすい状態です。乾燥している肌だとバリア機能が低下するため、紫外線のダメージを受けやすくなります。
摩擦による刺激もダメージにつながるため、洗顔や保湿の際にはやさしく肌に触れるよう意識してください。朝の洗顔のあとはしっかりと保湿を行い、そのあと日焼け止めを塗りましょう。
生活リズムを整える
意識して生活リズムを整えましょう。生活環境の変わりやすい春は、生活リズムが崩れやすい季節です。バランスのいい食事と質の高い睡眠を心がけて、元気な体づくりを目指すと、結果的に美肌につながります。
また、新しい環境ではストレスを感じやすく、メンタルが乱れやすくなります。そのため、リラックスする時間やストレスを発散する時間を意識的に作りましょう。
寒暖差に備える
春は暖かい日と寒い日が繰り返されたり、朝晩の寒暖差が激しかったりして肌のバリア機能が低下しやすい季節です。気温変化が激しいと、肌のターンオーバーに影響があるため、肌荒れトラブルが起こりやすくなります。
そのため、刺激の少ない洗顔・スキンケアを心がけ、できるだけ肌に刺激を与えないよう優しく触れるよう気をつけましょう。日焼け止めも肌に刺激の少ないものがおすすめです。
春の日焼け対策で美肌をキープしよう
4月になるとグッと紫外線量が増えるため、日焼け対策をしっかり行いましょう。真夏ほどの日差しの強さはないものの、太陽の位置が高くなって日焼けをしてしまいます。さらにお肌が冬モードのため、まともに紫外線のダメージを受けやすい状態です。
うっかり日焼けの多い春には、室内や曇り・雨の日のUV対策も欠かせません。
Q:春も日焼けするって本当?
A:春も日焼けします。春は、太陽の光度が高くなって紫外線が強くなる季節です。
Q:春の日焼け対策のポイントは?
A:春の日焼け対策では、以下の3つに気をつけましょう。
●日焼け止めはPA値に注意する
●日焼け止めをしっかり塗る
●室内や曇り・雨の日でもUV対策をする